2012年4月23日月曜日

Cold Fish::まあ、殺伐とした映画

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 映画祭は先週から始まっていたのだが。
 事故って車は修理工場へ。
 足なしで動けないのがこの世界。
 よって、今日が最初の映画となった。

 ドラマということになっているが、私にとっては怖ーいホラーと同じ。
 殺伐を映像化したような作品。
 途中でやめようかと思ったが、最後まで見てしまった。
 解説によると報知映画賞、日本アカデミー賞などをとっている作品とある。
 そんなものだろうか?、と考えてしまう作品。
 なにしろ関係者がみんな死んでしまう。
 人をやたらと殺せばいいというものでもあるまい。
 横溝正史の推理小説ではないが、いったい何人死ねば解決になるのだろうかといったたぐい。
 唯一の生き残りがかかわりの薄いデキの悪い娘一人だけ。
 実話がベースになっているというから、こんなこともあったんだ、と思うが。
 単に作者の創作なら、お遊びに過ぎないとしかいいようがない。
 観客は30人ほど。
 この映画館ならいつもの動員数。

 頭の部分を少々。


 冷凍食品で食事を作る後妻。
 家庭を嫌がる先妻の娘。
 食事をトイレに吐いてしまう主人公。
 「この物語は実話に基づいている」
と麗々しく銘打っているので、つい見てしまう。

 もし、あなたが気弱なら見ない方がいい。
 映画にのめり込むタイプならやめたほうがいい。
 私は斜に構えてみていた。


 本映画祭で一番見たいのはオープニングの『Iron Sky』
 でも見れなかったわけだが、ありがたいことにこの映画のみ2回上映されて、その2回目は今週の土曜にある。
 が、この土曜日に日本映画が3本ほど集中する。
 ということは4本になる。
 とても一日4本は見られない。
 3本立てでも無理。
 とすると2本になる。
 『Iron Sky』ともう一本、日独合作のミュージカル『Underwater Love-おんなの河童』ということになってしまうが。
 そして翌日の日曜日が最終日で、もちろんクロージングムービーは『Safe』ということになるだろう。
 ということは、今年の映画祭は日本映画2本、外国作品2本ということになりそうである。




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